【イベント企画団体ジェイドボックス1】一人親方が「今年もイベント上映会をやるぞ!」と意気込みを語る【謹賀新年】

ジェイドボックス



あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

ただのホラー好きのイベント企画団体「ジェイドボックス」のごろーと申します。

★イベント企画団体「ジェイドボックス」★

イベント企画団体といっても、自分ひとりでやっているので、オレだけの団体です。
団体とは二人以上が参画している集団の意味で、厳密にいえば「ジェイドボックス」はまったく団体の体をなしているわけじゃないですが、そこは雰囲気で。
そんなわけで、イベント企画団体「ジェイドボックス」の一人親方と名乗っています。

2019年を振り返ってみるに、どうだったか。
社会的な立場としては、大きく変わりました。
仕事中心の人生を大きく転換して趣味を充実させることにシフトしたこと。
個人的には仕事を減らして趣味に生きること。
この点が一番大きいですね。

まあ、仕事量を減らしても一般的な量になっただけとも言えますが、それでもようやく仕事以外のことに時間を費やせるようになりました。

じゃあ「仕事の割合を減らしてまで行う趣味ってなに?」って話になるのですが。
趣味は映画や映像を見ることなんだけど、特にホラーが好きなんですよ。
ハリウッド大作やジャパニーズホラーの大手配給作品も面白いけど、心霊ドキュメンタリーやモキュメンタリー、POVも大好きで。

でも、その心霊ドキュメンタリーをはじめとするオレの好きなジャンルが商業的に苦戦しているという話を各所から聞くようになりました。
もはやクリエイターとメーカーの犠牲の上に成り立っている状況にあるようです。

ホラーのジャンルでも、レンタルビデオ市場を主戦場とした、心霊ドキュメンタリーをはじめとするいわゆる心霊ホラーものはとてもニッチな世界で、TSUTAYAやゲオといったレンタルビデオ店に行ったときにふらっとホラーの棚の前を通りかかった際に、ついでにこれも借りておくか、みたいな「ついで借り」の一見客の割合が多く、心霊ドキュメンタリーやモキュメンタリー、POVを最初から目指して借りに行くという固定客が少ないようです。

だから、TSUTAYAの店舗がどんどん閉店されている現状の余波をもろに受けてしまい、固定客よりも一見客で成り立っていたこの業界が徐々に萎縮してしまう負のループに陥ってしまっている現実。

こんな話をすると「だったらネット配信すればいいじゃん。ネット配信すれば、日本全国どこからだって見られるじゃん」という話が出がちになるのですが、正直そんな単純な話ではないんですよね。

レンタルビデオ市場への依存から新たな枠組みであるネット配信への切り替えというのは、各メーカーがすでに尽力しています。
でもそれを軌道に乗せるのはなかなか難しい模様です。

前述の通り、レンタル店だとたまたまホラーの棚にあるパッケージを見て、「ついでにこれも借りるか」という一見客を見込むことができます。
その一見客がコアな客層に育つ見込みだってあるわけです。

一方、ネット配信ではリアル店舗みたいに棚に置いてあるパッケージを手にするなんてことは出来ないですから、膨大に存在するコンテンツの山の中から特定の作品を目指す必要があります。
元々、そのジャンルが好きだったり、心霊ホラーものを撮る監督陣にシンパシーを感じる人であれば、問題なくたどり着くことがでるでしょう。
ただホラーというジャンルの更に奥の奥にある心霊ホラーものの地平に、元々の興味を持っていない一見客が行き着くには、大げさではなく余程の奇跡がなければ無理な話です。
だからコアな客層以外の集客を考える必要があり、単純に「ネット配信」に対応さえすれば万事解決、という話ではないのです。

このあたりは、心霊もののクリエイターやメーカーが苦慮苦戦しているところであり、もはや一人のクリエイターやひとつのメーカーが対処できる問題ではないというところに来ているわけです。
とてつもない危機感ですよ。
クリエイターにしてもメーカーにしても、生活がかかっているわけですから。

この逆風吹きすさぶなか、現状を打破するためのひとつの策として、個々に孤立していた心霊ホラーものの業界全体の連携、という新たな動きがここ1年2年で出てきたわけです。

日本におけるホラー映像文化の担い手であるニコ生ホラーでの監督や作品での連携の動きを経て、集大成となる作品が登場することになります。

2020年1月からエンタメ〜テレでオンエアーされる寺内康太郎監督『心霊マスターテープ』です。

これは心霊ものを撮っている監督やADたちが一同に集まって調査をするホラードラマなのですが、一番大きいのは大手媒体によって作られて、大手媒体で流されることに尽きます。
テレビはずっと映像が流れますから、ながら見をするような一見客も見込めるわけなんです。
これは大きいですよ。

そもそもテレビ番組には心霊や幽霊もののコンテンツが多数あったのですが、いつしか規制されてしまいました。
その状況下において、果敢にホラーコンテンツを流そうとする、エンタメ〜テレの心意気は熱いものを感じます。

心霊ものの火を消さないよう、クリエイターやメーカー側が頑張っているわけなんです。
その動きにファンの立場からも呼応してもいいんじゃないか、と。
そこで趣味にシフトしようと思っていた自分がとった行動というのが、自分が好きな作品を好きだと公言しよう、と。
おおっぴらに公言するなら、自分だけの世界で完結するだけでなく、それを実際にあるかたちにしよう、と。

そのひとつのかたちとして実現させたのが、2019年12月14日に主催した「怒濤の510分 生オーディオコメンタリー 心霊玉手匣 一挙上映」という岩澤宏樹監督『心霊玉手匣』のイベント上映会でした。

心霊玉手匣イベント上映会

心霊玉手匣イベント上映会

なにぶん上映会などやったことのない自分ですから、なにをどうしていいのかはわからないわけです。
振り返ってみるに暗闇の中を手探りでひた走っていたような感覚でしたが『心霊玉手匣』に対する気迫と根性と勢いだけは、異常にあったと我ながら思います。
その熱をぶつけた結果、海のものとも山のものともわからない一ファンに対して、岩澤監督やメーカーであるアムモ98さんから、大切なコンテンツである『心霊玉手匣』を託してもらえました。
本当にありがたい話であり、岩澤監督にもアムモ98さんにも感謝しかありません。

初の主催イベントは結果として、監督に恥をかかせない程度の有料集客は出来たものの、もっと人を集められたのではないかという反省もあるし、そもそも自分の今回の行動自体を面白く思わない人もいることも事実ですが、それでも心霊ものの上映会企画をファンの立場から行うという意義や意味は多分にあると確信しました。

一番大きいところは、監督や役者陣がリアルに目の前にいるお客さんと一緒に一体感を持って上映作品を鑑賞することで、監督のモチベーションがあがること。
これは重要ですね。

監督のモチベーションがあがれば、よしオレはもっと面白い作品を世に出していこう、ってプラスに思うわけじゃないですか。
クリエイターが良質な作品を作れば、必ずや正当に評価される。
そうなってもらいたいし、そうでなければならない、と考えるわけです。
そのためにはモチベーションアップは必要不可欠です。

寺内監督がニコ生でクリエイター陣の連携を図っていく流れに呼応するかのように、自分はファンの立場でリアルの上映会を行うことで、監督たちの活動を応援していく。

上映会を主催するのであれば、すでに心霊ものを好きな客層だけでなく、レンタルビデオ店でたまたま棚にあった心霊もののDVDを手に取るような感覚で一見客を取り込めるようなかたちにしたいな、とも考えています。

自分からしてみたら、お客さんが見に来て面白いと思ってもらえる上映会を開催するのは当たり前なんですよ。
自意識過剰でもなんでもなく最低必要条件なんです。
だいたいガラガラの会場だなんて、登壇者もお客さんもテンションダダ下がりじゃないですか。
単に上映会をやればいいって話じゃなく、それなりの結果を出さないといけないし、成功に向けて全力で走っていかないといけない。
最低限の勝算がない上映会やイベントを開くのは、監督や役者陣に対しても大変失礼だと考えます。

会場に来場された多くのお客さんの熱気や多幸感に包まれた上映会を行うことによって、クリエイターのモチベーションが上がる。
回り回ってそれが監督が新作を撮るときの思いや糧になれば。

目指すべきは天高く吹き上がるプラスの上昇気流に他なりません。

地方だから会場に来られない、あるいは、ひとりのファンが主導してイベント上映会自体をやるな、という人にとっても、自分が上映会をやることによって、間接的にはその人たちのためにもなると思っているし、そうじゃないといけないと考えています。

ということで、今年も自分が好きな作品や監督をフィーチャーしたイベント上映会を開催していきますよ。
すでに実現させる企画も、実現させたいなと思う企画段階のものもあります。

自分は自分にとって面白いことをやりたい。
やりたいと思うだけではなく、かたちとして実現させる。

皆様におかれましても、このニッチな業界を応援するという意味で、自分が主催する上映会に足を運んでもらったり、SNSなどで話題にしてもらえれば幸甚です。

その他諸々、自分にとっては善き一年にするつもりです。
皆様にとっても、ホラーや心霊ドキュメンタリー、POVにとっても善き一年になりますように。

2020年元旦

イベント企画団体「ジェイドボックス」
一人親方 ごろー



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