【境界カメラ14】ナリモトD失踪事件公式放送、その後

公式配信



2018年11月17日。
『境界カメラ』公式スペシャル★ナリモトD失踪事件〜遂にナリモト登場回。

結論から言ってしまうと、公式放送自体は非常に面白かった。
失踪したディレクターのナリモトの登場を巡り、色んな登場人物が入り交じって巻き起こされるイベント感がとてつもなく楽しすぎる。
しかも、これまで「ナリモトD失踪事件」の本筋を追っていた『境界カメラ』のリスナーからしてみたら、「ええ、なんでこの人が来るの?」とちょっと驚くような展開があり、物語が展開していく様は、『ほんとうに映った!監死カメラ』シリーズのテイストまで感じられて愉快になる。
ま、あれだ。
間延びしたぐだぐだ感というのも、それもそれで味じゃないか……。

ただこんな風にオレが──オレだけではなく『境界カメラ』の大方のリスナーたちが──面白いと肯定的に思えるのは、すでに『境界カメラ』の「ナリモトD失踪事件」が好きだから。
もともと面白いと知っているし、心霊ディレクター寺内康太郎が作るものに興味があるから。

最初から面白いと知っているから、面白いと思える。
当たり前の話だ。

だけれども、一方で「ナリモトD失踪事件」について、まだ知らない、はじめて観る人たちはどう思っただろうか……?

多くの初見の人たちからしてみたら、不評であったと言わざるを得ない。
面白い面白くない以前に、よくわからない、というのが実際のところだろう。

初見について、公式放送を観た『境界カメラ』会員リスナーたちはツイッターでこう呟いている。

他にも多くのリスナーが『境界カメラ』公式配信について語っている。
繰り返しになるが、公式放送について、リスナーたちはみんな面白いと思っているのだ。
だけど、内輪受けになってしまっているのではないか。
初見にとってみたら、よくわからない内容じゃないか。
もっと多くの人に観てもらいたい作品なのに、なんで初見にわかりやすい構成にしなかったんだ。
要するに、『境界カメラ』会員である自分たちにとって面白いものを寄越してくれ、というよりも、とにかくこの素晴らしいコンテンツを広めるよう、新規の会員獲得の方に力を入れてもらいたい、という思いの方が強い。

そうなのだ。
『境界カメラ』の大抵のリスナーは、限界集落みたいな小さなコミュニティのなかで、わかる人だけがわかればいい、というある種の選民思想を持って常連面し、新規の人なんて入ってこなくていいなんてことを微塵も思ってはいない。
むしろその逆で、自分たちが思っている楽しいという感情を、もっと多くの人と分かち合いたい。
寺内康太郎と「ナリモトD失踪事件」を世に広めたいのだ。

オレも含めリスナーたちは、これまで事件を追う過程において、寺内の人となりを見ている。
メタ的な話になってしまうが、寺内康太郎という監督は、サービス精神の塊みたいな人だから、これまで「ナリモトD失踪事件」を一緒に追いかけてくれた人にも楽しんでもらい、同時に初見の人にも興味を持ってもらえるものを提供しよう、と考えていたに違いない。
そんな寺内の考えは、大方のリスナーもわかっているのだ。

だが、既存と新規の2羽のうさぎを同時に追いかけるのは難しい。
それゆえ、今回の公式配信では、12月末までのラストスパート(2018年12月16日時点では、あと一ヶ月程度延長され、2019年1月まで)に向けて、すでに面白いと思っている『境界カメラ』の会員のことは脇に置いておいて、これから会員になるかもしれない初見に対して、全力フォローしてもらいたい、という声も多く見受けられた。

残念ながらそれは叶わなかった。
だからこそ、作り手側に対して、楽しかったという意見と同様に、初見に対してもっと良いアプローチ方法があったのではないかと厳しい意見も出たのだ。

公式配信の反省会を開き、今後に向けてしっかりと反省すべき点は反省した後、寺内はツイッターでこう発言している。

もちろん、寺内康太郎を信じている『境界カメラ』のリスナーたちにより面白いものを提供するべく、自分にプレッシャーをかけるために「もっと面白くなる」と宣言したのだ。

そして『境界カメラ』の動画アーカイブ内にある「ナリモトD失踪事件」のダイジェストを会員以外にも公開した。

もしダイジェストを観て、少しでも興味を持った人がいたら、是非、ニコニコ動画『境界カメラ』チャンネルに入会してもらいたい。
寺内の言うとおり、損はないはずだ。

ニコニコ動画『境界カメラ』チャンネルはこちら!

公式放送では少しよろけてしまったが、寺内康太郎もリスナーたちも全力疾走する足を止めることなく、ただひたすらに走って行く。
「ナリモトD失踪事件」の真相を求めるために。



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