【境界カメラ6】寺内康太郎とKKK企画と徳田神也

金田萌黄と辻沢綾香と岸さん



『境界カメラ』の本筋である「ナリモトD失踪事件」と『監死カメラ』の路線を引き継いだKKK企画。

「ナリモトD失踪事件」のまとめ動画はこちら!

KKK企画とは、どんな企画だったのか。
今回はそこから話をしていこう。

心霊動画部 金田萌黄
左から岸さん、スタッフのみきてー、金田萌黄、鳥居康剛、辻沢綾香

潜在的に強い霊感がある金田萌黄が手段を問わず心霊動画を撮り、『ほんとにあった!呪いのビデオ』に一般投稿して採用賞金9万円をもらおうという企画「心霊動画部 金田萌黄」(元ネタは『心霊写真部』)。

KATORの怖い夜
左から寺内康太郎、カトール、菅野君

オカルト界のペ・ヨンジュンことカトールがストーリーテラーとなり、主演である金田萌黄らが出演する再現ドラマ(舞台は日本だけでなくイギリスにも至るのだが、撮影はすべて東京スカイツリー近くの民家とその周辺)を解説する企画「KATORの怖い夜」(元ネタは『世界の怖い夜!』?)。

廃墟に行っては必ず霊現象に出くわして逃げ帰ってくる菅野君が宇宙人を撮影すべくロケを敢行し、騒動を巻き起こす企画「K-FILE」(元ネタは 『X-FILE』)。

これらの企画すべてを担当する寺内康太郎。
名実ともに寺内が『境界カメラ』の総監督だった。

寺内は各々の企画を盛り上げるため、『監死カメラ』に関わっていたキャラクターを次々と登場させた。
『監死カメラ』7「VTR念写男」で金田とともに裸を念写された演出補辻沢彩香や『監死カメラ』14「廃墟8」で登場した菅野君に異常な執着をしている男、岸さん。
『監死カメラ』7「コケちゃん」で公務員だったが、後にスタッフになった模様の鳥居である。

辻沢は「おばけのツボ」という、他社が製作したホラー作品を紙芝居形式で紹介するコーナーで意外なほどの画伯ぶりを発揮した。

岸さんは偏愛する菅野君のコーナー「K-FILE」で、NHKのアナウンサーのような丁寧な司会進行をする一方、執念のこもった自筆のカラオケメモ帳を作るほど大好きなカラオケを熱唱。
上手くも下手でもない、普通にカラオケする様を視聴者にこれでもかとばかりに見せつけていた。

鳥居もまた「KATORの怖い夜」では、女優でありモデルであり声優でもある金田萌黄の相手役をかなり一生懸命に演じていた。

寺内の狙いどおり、KKK企画は、『監死カメラ』からの流れで『境界カメラ』チャンネルに入会したリスナーには概ね好評だった。

そして、寺内はこれまで隠していた秘密兵器を満を持して投入する。
──徳田神也である。

TOXIC

ニコニコ動画『TOXIC』チャンネル−徳田神也のチャンネル

かつて徳田は相方である橘人成とともに「ゆんぼー」という関西を中心に活躍する松竹芸能所属の芸人であった。
2018年現在、徳田は司会やブロガーをメインに活動している。

奈良出身の徳田と大阪出身の寺内は東京での飲み会で知り合った。
「かつての芸人を知っている、東京で出逢った珍しい人」と徳田は寺内を評する。
寺内もまた徳田について大きく評価しており、「ニコニコ動画のチャンネルで専属司会者がいれば面白いし、豪華だろう」という理由で起用に至った。
実際、『境界カメラ』唯一の喋りの達人として、安定感のある司会力を存分に発揮した。

寺内が徳田を評した「豪華」という言葉。

司会者徳田の存在だけじゃない。
夏目大一朗が主催するニコニコ動画『ビッグサマーチャンネル』のように風呂場に柄物のタオルを覆い被せたようなものではない、きちんとしたスタジオ。
毎週毎週、素材そのままではなく、手間暇かけて編集したVTRを流す番組構成。
それに関わる出演者やスタッフたちの人数の多さ。

豪華という言葉が『境界カメラ』開始当初のすべてを表している。
まるでテレビ番組みたいにしっかりとしているのだ。
ただその豪華さこそが、寺内康太郎が総監督を務めた『境界カメラ』に暗雲をもたらすことになる。

それは、ひとえに製作費の問題である。
豪華になればなるほど、カネがかかるという、当たり前の問題。

そのシンプルにして重大な問題が『境界カメラ』のリスナーの目前に露見したのは、2017年10月21日配信「【境界カメラ#12「ナリモトD失踪事件報告会」第4弾!遂にナリモトが消えた廃墟へ潜入!アシスタントは期待の新人『ふゆふきうどん』登場!】であった。

次回は、有馬と寺内、『境界カメラ』のツートップについて語っていく。



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