【監死カメラ1】シリーズ復活! 帰ってきた!監死カメラ

サマーチャンネルの寺内康太郎



あの『ほんとうに映った!監死カメラ』が帰ってくる!
しかも、捉えどころない正体不明の心霊アシスタント「キンタ」こと金田萌黄、廃墟といえばこの人、ルイーンズ・マスター「横パーン」菅野くん、困ったことがあったらなんでも相談しにいく魔術堂カトール氏も一緒に・・・・・・!!

ホラードキュメンタリー好きでなければ、あの、とか、しかも、と強調していわれても、なんなん? それなんなん? となるだろうが、ニコ生ホラーを愛する、異色のホラードキュメンタリー好きには、あの、や、しかも、がいくら付いたとしても足りないレベルの朗報だ。

新作タイトルは、その名もズバリ、

『帰ってきた!監死カメラ』

そのまんまなタイトルである。

前作『監視カメラ』は、2017年にシリーズ17作目で終了した。
視聴者目線からしてみると、何の前触れもなく突然終わってしまった感が否めない。

「悪意あるディスりナレーションを書かせたら日本随一の映画監督」であり『監死カメラ』監督の寺内康太郎は、シリーズが17作目で終了すると知ったときから、最後にド派手な花火でも打ち上げようと思っただろうか。
これまでの心霊ホラーらしからぬポップな作風に、寺内自身が当時から並々ならぬ興味を持っていた「ニコニコ生放送」というテーマをぶち込み、金田、菅野、カトールのKKKを混ぜ合わせた。
その結果、シリーズ最終作にして最大の怪作「ニコニコ生放送」からの「女優」からの「始まりの終わり」という寺内コンボを炸裂させたのだ。

最後の打ち上げ花火は、最高だった。

そして、二年の時を経て、『監死カメラ』は新たな装いで、ふたたびホラードキュメンタリーファンや投稿系ホラーファンの前に姿を表すというのだ。
こんな話を聞いてしまったら、ホラークラスタに片足を突っ込んでいる人間としては、テンションMAXになるのは当たり前だろう。
人として。
ホラー民として。

本作『帰ってきた!監死カメラ』の監督は、寺内康太郎と加賀賢三のふたり。

一見すると温和な常識人で頭の切れる映画監督だが、その目の奥は笑っておらず、頭の中では他人が理解できないほどの狂気的な世界を創造しているに違いない、中後期『監死カメラ』や初期『境界カメラ』の大黒柱であった寺内康太郎。

新宿7丁目で不占洞という占いのお店を営んでいる、非常にクレバーで繊細な見た目な映画監督だが、時には力強く自分の信念に基づき行動し、時には暑苦しいほど熱く陰謀論を語る、中期『監死カメラ』を支えた賀々贒三(加賀賢三)。

このふたりが『監死カメラ』を代表するキャラクター、金田、菅野、カトールを引き連れて復活する『帰ってきた!監死カメラ』。
否が応でも期待してしまうわけだ。

Amazonの商品説明を読んでみると・・・・・・。
内容としては、「K-File」と「カトールの怖い夜」改め「カトールの怖い話」がメインのようだ。
これらのコーナーは、もともと『監死カメラ』後にその後継として誕生したニコ生の境界カメラチャンネルの初期コーナーを元にしているようだ。
そして『境界カメラ』DVDに収録されている「ナリモトD失踪事件」と同様、寺内康太郎が監督したものである。

寺内によると、『境界カメラ』DVD完結に向けて動いており多忙のため、『監死カメラ』復活の今回、賀々と手分けして監督を引き受けたようだ。
寺内のこういった重要発言が、ニコ生の境界カメラチャンネルで仰々しく語られるのではなく、映画監督夏目大一朗が主催するニコ生のビッグサマーチャンネルでの放送において、夏目たち不在の場つなぎの雑談程度で伝えられたりする。
ビッグサマーをちゃんと見ないといけなくなるわけだ。
まったく気が抜けないこと、この上ない。

寺内の発言やAmazonの商品説明を読む限り、『監死カメラ』路線そのままというよりも、そこから一手間加えた、よりエンターテインメント性の高い、初期『境界カメラ』テイストで行くのは確定的だろう。

何度もいうが、期待が高まる──!!
高まって、高まって、しょうがないのだ──!!

とはいえ・・・・・・。
とはいえ、なのだ。
『監死カメラ』自体、以前から賛否両論があった作品だ。
ハマる人はハマるし、ハマらない人はまったくハマらない。
実際のところ、誰かにとってはホームラン級の作品であっても、他の人にとっては、それこそAmazonで☆ひとつもあげたくないレベルのクズ作品としか思えない人もいるだろう。

だが、『監死カメラ』は、それでいいのだ。
万人受けを狙ってしまったら、それこそ、ただの凡作になってしまう。
それは誰も望んでいない。
監死ファンは特にそうだ。
であれば、寺内と賀々には、我が道を行ってもらいたい。
王道とか覇道とか、そんな道ではなく、道なき道や獣道を進んでもらいたいのだ。
たとえ、その先には崖しかなかったとしても・・・・・・。

優等生でもなければ劣等生でもない、ホラードキュメンタリー界の異端児『帰ってきた!監死カメラ』が自分にとってホームランか、三振か。

皆にはそれがわかる、リリース日の2019年7月3日まで、正座して待機してもらいたい。



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