【夏目大一朗15】『映画版心霊調査ビッグサマー2』撮影編

撮影終わりの集合写真



2019年2月23日。
夏目大一朗監督『映画版心霊調査ビッグサマー2』の撮影4日目。

この日、オレも映画版2撮影のスタッフとして参加してきた。
スタッフといっても、特段大したことはやってない。
お菓子を持って行って、ちょっとだけ手伝いごとをする。
ただその程度のものだ。

ビッグサマーをビッグサマーチャンネルのリスナーと一緒に大きくしていきたい。

そんな思いを夏目や女優の西川千尋は抱いている。
今回の映画撮影のスタッフ募集も、そんな夏目たちの意向に沿ったものだ。
決して出演以外のスタッフが夏目以外にいないから、という安直な理由ではない。
──はずだ、たぶん。

しかし、なんだ。
はじめて映画の撮影に参加して肌で感じたのだが、現場の空気には、ぴりぴりとした緊張感があった。
夏目にしても、いつものビッグサマー配信で見せる、その場のノリだけで行動するような平成最後のテキトー男の姿はなく、れっきとした映画監督の夏目大一朗がここにいたのだ。

今まで画面の向こう側で、愛想を振りまいたり、事故ってレンタカー屋に8万取られて愚痴ったり、美容パックをして風呂に入ったり、公園の水飲み場で水を飲んだり、夜中に空手の型をやったり、おでん好きのくせに大根が嫌いだったりする夏目が演者に真剣な眼差しを向けて、ディレクションをする。

あー、夏目さんって、本当に映画監督なんだー、と『ほんとにあった!呪いのビデオ』ばりに、「ほんとだった!映画監督」と世界の中心で愛を叫ぶばりに叫びたくなったのはいうまでもない。

夏目の映画に対する思いの根本は、非常にシンプルだ。

映画が好きなのだ。
映画に出演したいし、映画を撮りたいのだ。

いやいや、映画撮ってる人は、みんなそんな感じじゃん。
そんなの当たり前じゃん。
……と思う人がいるだろう。

たしかにそういった映画に対する思いは、映画に関わる人なら誰でも持っているのかもしれない。
ただ、夏目はその思いが人一倍強いのだ。

残念ながら夏目大一朗は、売れているわけではない。
ニコ生の端っこにいて、YouTubeもまた頑張ってみようと思いながら、映像の仕事を必死にやっている映画監督にすぎない。

それでも映画に対する熱が一過性のもので、結局、燃え尽きて終わり──。
上手くいかないから、売れないから、映画や映像の業界から足を洗う選択肢をチョイスすることなく、激しい熱を持ったまま、映画や映像の世界に食らいついている。

おそらく夏目は、これまでの人生において「不安定な稼業よりも安定した道を選んだ方がいい」と周りの多くの人から言われていたと思う。

まだ二十代なら夢を追い続けても許される年頃かもしれないが、夏目はすでに40を超えている男なのだ。
しかも、夏目は自分ひとりの生活を背負っていけばいい存在ではない。
家族がいるのだ。

周りの人たちにその道を断念しろと言われ続けていたとしても、夏目は自分の信じる道を、映画の道を、選んできた。
並み大抵の覚悟では出来ない。

そんな夏目の姿を毎日の配信で見ているからこそ、応援したくなるのだな、と。
夏目やビッグサマーを知って半年と少しだけど、そう思っている。
別にそんな気持ちになっているのはオレだけじゃない。
夏目を応援しよう、という流れは確実に出来ている。

オレは常々、趣味でビッグサマーを応援していると公言している。
特に同意してもらえなくてもいいのだが、仕事ではなく、趣味で応援しているからこそ、本気になれるのだ。

趣味の根源にあるものは、熱だ。
熱を感じられるかどうか。
それが趣味としてやれるかやれないかの判断基準なんだと考える。

もちろん、熱は何もしなければ冷めてしまう。
夏目や西川やビッグサマーが動かなければ、周りがいくら応援しようと言っても、そこには熱がないのだから、応援しようがない。
そんな状態では、せっかく盛り上がっていたファンの熱も一気に冷めてしまうだろう。

しかし、夏目は違う。
やる気はある。
諦めないし、続ける気力は誰よりもある。
そしてなにより、ビッグサマーをチャンネルリスナーを巻き込んで大きくしたいという熱意が半端ない。
金ではない、熱というかけがえのない対価があるからこそ、趣味として成立する。
だからこそ、夏目や西川、ビッグサマーから熱を感じられる限り、オレも全力で応援したい。

そんなことを思いながら、オレは夏目が真面目な姿で演技指導する様子を見ていた。

この日の最後のシーン。
夏目が大暴れする見せ場があるのだが、まさしく圧巻だった。
なんの恥ずかしげもなく、生まれたままの姿をその場にいる全員に見せつける夏目。
その姿はある種の感動的なものすら覚えた。
そして夏目の、やり遂げた感ありありの爽やかな笑顔を見て、俳優夏目大一朗としても成功してもらいたいな、と思った。

本作『映画版心霊調査ビッグサマー2』は、日本のホラー映画好き、コメディ映画好き、特に投稿系ホラーが好きな人はより楽しめる。

怖いものはちょっと……という人も見ても大丈夫だし、映画版1をすっ飛ばして映画版2単体で見ても面白い作品として夏目は仕上げるはずだ。

ちなみに本作はどこで鑑賞できるのか。
2019年5月2日に東京・なかのZEROにて上映会が開催される。
ただ、夏目の強い意向により、その前にネットで公開されるとのことだ。

本作をきっかけに、ビッグサマーの世界をもっと多くの人に知ってもらいたい。
それが全力で趣味に取り組んでいるオレのささやかな野望なのだ。

心霊調査ビッグサマータイトル

ニコニコ動画『ビッグサマー』チャンネル



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