【夏目大一朗18】映画監督夏目大一朗は本当に天才なのか?

夏目大一朗と河童



夏目大一朗は天才だ。

これは煽り文句でも褒め殺しでも逆にバカにしているわけでもなく、本気でそう思っている。

ただ夏目が天才だという事実について、リアルに「夏目って天才だよな」なんて話をする相手がオレの半径5m界隈に都合よくいるわけがない。
しょうがないので、夏目本人にどこかで会ったときに直接「夏目さんは天才」と伝えるか、Twitterに書くくらいしかないわけだ。

夏目は直接オレに向けて「私服がダサい」と言い放ったことについて、そこに悪意はない。
そして夏目は「私服がダサいと言っているのは、自分じゃなく、西川(千尋)の方だ」的な言い方をしたのも、夏目からしてみたら日常会話の一環みたいなものだろうし、オレからしてみたら、いいネタもらったといった感じだ。
そもそも喉のあたりにある関所など突破して、いいたいことをいいたい時にそのままダイレクトにいってしまいたい、という気持ちはよくわかる。
ただ夏目も40歳を過ぎたそこそこいい大人なので、仮に思ったことがあったとしても、本当にいっちゃいけない人にいうわけがない。
それゆえ、これはプロレス的なやりとりとしているんだな、と面白がってもらえればこれ幸いである。
こんな感じで。

話を元に戻す。
もしかしたらこの記事を読んでいる、頭がいいか、あるいは(いい意味で)頭がおかしい人のなかには、オレが「天才」という言葉を単なる言葉遊びみたいに使っていると思う人もいるかもしれない。
どうせいつものあれだろう。
嘘、大袈裟、紛らわしい、言い方だ、と。

いや、違うのだ。
オレは心の底から思っているのだ。
他の誰がなんといおうが、オレの中では、夏目大一朗は天才監督なのである。
では、いったい夏目のどこが天才なのか?

まず一点目に「瞬発力」だと考える。

瞬発力──。
瞬時に着火し、一気に炎が立ち上がるような力強さ。
ここに夏目監督作品の尋常ではないほどの強みがあると前々から思っている。

その瞬発力を遺憾なく発揮した現時点(2019年5月)での最新作が「森累珠×森田紗璃特集上映&トークライブ」のために撮り下ろし、上映された「ふーちゃん」(夏目大一朗監督、森累珠主演)だ。

16分程度の短編である。
本作について夏目は、ビッグサマーチャンネルの配信の中で「(良い意味で)頭がおかしい人なら楽しめる」といっていた。
たしかに見る人によっては、ぱっと見、下劣な下ネタしかない作品として受け止められるかもしれない。
だが実際に見たオレの感想としては、下劣な下ネタというのは表面にコーティングされた部分だけの話であり、その深層には長回しによる絶妙な間の取り方と各人のキャラクターを生かした演出の妙がふんだんに入れられていた。
ちなみにこの短編は制作期間が脚本・撮影・編集含めて1週間も経たない短い間に作られた。
この驚くべき事実を含めて、夏目が瞬発力に特化した映画監督であるといっていいのではないか、と思うのだ。

「瞬発力」と同時に夏目の天才的なパラメーターとして、「継続力」の尋常ではない高さにも注目している。
心霊調査ビッグサマーは、当初YouTubeにアップされていた作品であった。
今よりもさらに夏目大一朗と西川千尋、ビッグサマーの知名度のない時期の話である。
視聴回数は格段に少なかった。
映像をあげてもあげても、回転数は増えることがない。
普通の人ならば、1回2回程度で結果がでなければ、すぐ心が折れて更新しなくなるだろう。
だが、夏目は違った。
限りなく少ない回転数にめげることなく、夏目は作品を撮り続けたのだ。
この点にも夏目の、類いまれなる継続力が垣間見られる。

しかしながら、天才という存在はすべての才能に恵まれているわけではない。
シミュレーションゲーム「三國志」に登場する呂布の武力が100である一方、知力や政治力が著しく低いように、一つのパラメーターが飛び抜けている代わりに、他のパラメーターが劣っていることはよくある話だ。

オレが思うに夏目は、映画における瞬発力は著しく天才的に高いものの、一本の長編映画の完成までテンションを維持できるだけの持続力が低いのだ。

ここでいう持続力の低さの根源にあるのは、夏目本人もいっていることだが、飽きが来るのが早いのだ。
たとえば役者が何テイクも同じ芝居をする。
普通の映画監督ならば、各テイクにおいてどれが一番最善なのかを細かくチェックし、考えに考え抜いて微妙な差異を選択をするのであろうが、夏目は違う。
同じことの繰り返しならば、他のことを考えたいし、他のことをやりたい。
要するに夏目は、遠足の準備が一番テンションが高くなるほど楽しく、実際の遠足はそこそこ、あるいは面倒になるタイプなのだ。
その例に映画に当てはめれば、脚本を書いてあれこれ想像するところは盛り上がるが、実際の撮影や編集作業はむしろ億劫に感じてしまう。
おそらく夏目の頭のなかにはもう一本の映画を撮っている間に、次の映画の構想が浮かんでいて、そちらに気を取られているのではないか、と。

もしも夏目がその天才的な瞬発力で高く熱く燃え上がっている炎の勢いを維持しながら長編映画を完成させることができれば、オレは夏目こそ天下を取れる逸材だと思っている。

自主映画がインディーズ映画と呼ばれて注目され、「カメラを止めるな!」や「岬の兄妹」といった興行的(実際の監督・役者・スタッフの実入りの問題は脇においてしまうが……)にも成功を収めている自主映画が続いている。
その成功を収めた映画監督の枠に夏目大一朗も入ってもらいたい。

ただ現実的に高いテンションを下げずに映画制作を行うためには、ほぼ自分ひとりで行っている作業のある程度は分担しなければ難しいかもしれない。
カメラ、音声、照明、編集などは分業で信頼できる誰かに任せ、夏目自身は監督や演出、脚本家として注力するというスタイルが一番いいのではないか、と。

もっともそれを叶えるためには自主とはいえ、ある程度の予算を組まなければならないという資金の手当の問題が発生する。

今、夏目はYouTube版ビッグサマーチャンネルのチャンネル登録者数を増やすべく、心霊調査ビッグサマーの新作や動画をあげ続けている。
もし、まだチャンネル未加入の人がいるのならば、まずはYouTube版ビッグサマーチャンネルニコ生版ビッグサマーチャンネルを一度のぞいてもらい、多少でも縁があると思ったら
特にYouTube版はまったくコストがかからないので、周辺に「こんなんあるよ」と宣伝できる人は宣伝してもらえれば。
その上で多少余裕があれば、夏目大一朗や一緒にビッグサマーの看板女優、西川千尋のDVDやグッズを買ってもらえれば、と願う次第だ。

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これからが積み重なって映画の制作費や活動資金になる。
今は資金集めのための雌伏の時だ。

いつの日か、オレは天才の作った本気の長編映画が見たい。



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